Cup of China

2009年10月29日(木)〜11月1日(日) 北京/中国

10月30日(金) 夜中にバナーにアイロンをかけ、今回は前泊なしなので、念のためにバナーはたたんで手荷物に。着替えがないよりバナーがない方が困る。チケットは現地受け取りなのでパスポートと現金があればなんとでもなる。そう、パスポート。私には持ってきてくれる人はいないからね。明け方、準備を終えて出掛ける。1時間前までパリの作文を書いていた。が、それでもどうにも間に合いそうになく、諦めてパソコンをスーツケースに入れる。
6時前に家を出て西宮北口からバスで関空へ。バスの中であまり眠れなかった。競技までの時間が近いというのもあるのかな。搭乗口で見た表示では北京は最高気温11℃、最低気温7℃。北京行きなので中国人が多く、聞こえてくる会話が当然だけどまったく分からない。ま、フランス語だって分かんなかったけどさっ (^ ^; 搭乗を待っていると、間際になって搭乗時間が15分後に変更。15分後って出発10分前なんだけど‥‥‥。また時計を持ってこなかったのでよく分からないけど、かなり(30分ぐらい?)遅れて出発。到着は10分遅れになるらしい。
それほど時間はないというのに離陸してすぐに寝る。税関申告書(のようなもの)などを配る気配で起きたら、通路側の男の人が私のおしぼりももらっておいてくれていた。申告書は中国語で裏が英語。記入するのは漢字が簡単なので、英語の質問を読んで中国語側に回答。書いているうちに食事が出る。日本の航空会社のはホントにおいしい。口に合うということなんだろうけど、素材もいいような気がする。
北京に着くと空が暗かった。「現地の天候は晴れ」って言ってたのにこれがスモッグか、と思ったら単に曇っているのだった。入国したら荷物を受け取るためにシャトルで移動。関空と違ってかなりの距離。シャトルの間隔が割と広くてだいぶ待ったので荷物はもう出始めていた。少し離れたところに自分のが出てきたのを見つけたのでそっちに向かっていると、係員が取っ手が上になるように起こしてくれるのを見た。スペースの問題なのかもしれないけど、なんかちょっと嬉しいぞ。そこに行きつくまでの空港職員の不愛想さったら!

エアポートエクスプレスで市内へ。東直門まで25元。他の交通機関の料金に比べて、鉄道なのに高い気がする。駅は採光部が広く、本来明るいのだろうけど、天気の悪い日にも照明が足りないものだから今日のような日はうす暗い。車内でCCTVがモニタに映っている。体操の国際大会をやっていた。終点に着いて降りようとすると、先に乗ってこようとする。空港直結だから多くの人が大きな荷物を持っているから、出入り口が大変なことに。全員が降りて車内はからっぽになるのに、なぜ先頭に並んだ人が降りる人を押し退ける必要があるのか分からない。エスカレーターのすぐ先が地下鉄の改札になっていて、改札口のすぐ脇で切符を売っている。料金は一律2元。入るときはICOCAのようなタッチ式。出るときは回収される。出口でもタッチする部分はあるので、ちょっと分かりにくい。新しいきれいな駅なのに、地上に出るのにエスカレーターがない。大きな交差点に出て、いきなり方角が分からないので、地図を見せて道を教えてもらう。歩道は段差だらけでブロックはガタガタ。風もないのにずっと土ぼこりが上がっている感じで目がゴロゴロする。歩道沿いに食べ物の店が並んでいるけれど、この辺のものを口に入れる気にはならないなぁ。
ホテルに着いてチェックイン。レセプションの女性は控えめな表現で言うと不愛想で、私が中国語を話せないと分かるととても不機嫌になった。が、私に対してだけでなく、中国人と思われる他の客にも、電話の応対も最悪。他の女性やドアボーイの人は普通に感じがいいのに。部屋は広くて落ち着いた色合い。窓の外は大きな公園。テーブル周辺がもう少し明るいといいけど、部屋はとても気に入った。ベッドの掛け布が包布なのもグー♪
時間がないので、スーツケースを放り出して、バナーを持って待ち合わせ場所の日航新世紀へ。しんどいのでタクシーで行こうと思っていたけど、これが難しい。別に技術がいるわけじゃないけど、全然止まる気のなさそうなスピードで走っている車を、車道に一歩踏み出して止めなければならない。人も車も無法地帯の凄まじさにすっかりビビってしまい、歩くことにした。MYさんとKさんのお部屋に行くと、何やら揉めていた。ツインを予約したのにダブルの部屋を割り当てられたらしい。「でもこの部屋はエグゼクティブルームだ」というようなことを言われたらしいけど、普通の部屋でいいからツインに交換してくれと言うと替えてもらえそうだということで、それを待っていた。部屋は28階(だったと思う)。私には無理な高さだ。寝ているときにふと地表までの距離を感じてしまったらどうするんだ。
ホテルの前の歩道橋を渡ったところが会場の首都体育館。ダフ屋さんが堂々とお仕事をしていた。門のところでチケットを見せて敷地内に入る。建物の入り口でもチケットを見せて今度はもぎり、手荷物検査を受けて中へ。女子SPが始まっている。座席番号がよく分からなくてずいぶんウロウロ。観客席を1周してしまった。適当に座っている人もかなりいる様子。バナーはパラパラとしかなく張る場所はいっぱいあるけど、最前列の通路が狭いので、女子の競技が終わってから誰もいない場所に張る。アルファベットより漢字の方が通用するのが変な感じ。張り終わるともう男子の競技が始まる。

6分間練習はまたあっさり。パパパッとやることやってアクセルも1回だけ跳んで、残り2分は流すだけ。あとから公式練習でアクセルに苦労していたと知ったけど、そんな風には全然見えなかった。同じシリーズ2戦目ということもあるのだろうけど、エリック杯のときよりずっと勢いがある。2週間、模索し、努力したんだね。アクセルをきれいにキメる。次のルッツはちょっと高さがなく傾いてヒヤッとしたけど、何ごともなかったように3トゥを付ける。しかも高い。フリップも難なくおりて、ジャンプはすべて成功。「死の舞踏」なのに覇気とか生命力とか??だけど、やっぱりこの曲、元気がないと! 表現力って頭で考えて練習するよりも、曲に見合った心境で滑ることが大事なのかも。エリック杯に比べて薄い膜が1枚はがれ落ちたような、アナログがハイビジョンになったような、見る人にどんな印象を与えたいのかハッキリ伝わってくる感じ。ステップはよかったね。ゾクゾクした! SPの結果は1位。2位がヴォロノフ選手、3位がエヴァン。
ペアが終わると観客のほとんどが帰ってしまった。時間が遅いし、分からないでもないけど、CDもODも人がまばらな会場で‥‥‥ダンスの人たち一番大変なのになぁ。ダンスが終わってから、バナーを外して帰る。タクシーだと乗るのも降りるのも反対車線になるので歩いて帰った。ちょっとだけ怖かった。
ホテルに帰って晩ご飯を食べながらネットをチェック。パンフレットを見ると、フロントに電話したらパスワードを教えてくれると書いてあったので、電話してみた。言ってることが分からなかったらどうしようと思ったけど、会話は英語でパスワードは3桁の数字だった。これでログインした後、自分で好きな数字でも文字でも変更すればいいらしい。海外のホテルでフロントに電話したのは初めての体験だった。ネット環境は気まぐれなパリの回線よりはるかに快適。‥‥‥が、YouTubeは見れない。きっと中国からのアクセスが拒否されているんだな。徹夜明けではもう限界。お風呂に入ってすぐに寝る。

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