NHK杯

2005年12月1日(木)〜4日(日) なみはやドーム

12月3日 男子SP

滅多に電車に乗らないものだから、駅に向かって歩くだけで緊張が高まってきてしまう。 電車の中で読むための本を1册持ってきたけど手に取る気にもならない。 梅田でパンとそのパンが喉を通らなかった時の非常食を買って地下鉄に乗り換え。 鶴見緑地線なんて織田君が全日本に初出場した時以来4年ぶりだよ。 会場は12時。 中に入り席を探すよりまずバナー。 今日は女子フリーもあるからあっという間にジャッジ側の手すりはバナーでいっぱいになる。 席を確認してからWFS20号を買いにいった。 今回の表紙は高橋君。 席に帰って見ようとするけれど、パラパラめくっても何も目に入って来ない。 これを書いている今もまだちゃんと見てなかったりして (^ ^;
第1グループを見ながらなんだか変な気分。 NHK杯=織田君の試合というのがまだうまいこと腑に落ちてない感じ。 妙な話だけどスケカナみたいに見えないところでやってた試合の方が現実感があったかも。
今日のSPはワタシ的注目選手が第2グループにかたまってしまって非常にしんどい。 6分間練習、気になる選手は全部見たいけどどうしても視線は織田君に。 畏縮した感じもないし調子は良さそう。 出番まで間があるのが心配だけどそれは今日に限ったことじゃないので大丈夫でしょう。 それにしても座席の暖房がちょっと強すぎるよ。
10番滑走、織田君。 笑ってるよ〜、今から滑るっていうのに (^ ^) 出だしで一瞬足が止まったように見えていきなりヒヤヒヤ。 織田君では見たことないけどあり得ないことが起こるのが試合。 どうかステップでコケたりしませんように。 動き出したら一気にスピードを上げてまず3アクセル。 おねがい‥‥パンクだけはなんとしても‥‥‥と祈っていたので回転した瞬間に私としてはもう成功 (^ ^; そしてそのままキレイに着氷。 アクセルがキマッてほぉ〜〜〜っと力が抜けた。 後のジャンプはほとんど何の心配もない。 続いて3ルッツ+3トウループ。 おおっ! いいねいいね〜、高いよ〜♪ スピードもあるし。 そして足替シットスピン。 バックから入ってなんてスピードだよ(@ @) これで数年前までスピンが下手クソだったなんて信じられない。 でも今、4年前のこのリンクでの全日本のビデオを見ると、確かに今とは別人のようだ。 本当に織田君は努力の人だね。 自分の弱点を克服する努力をすることに躊躇がない。
最後のジャンプはフリップ。 ホントに直前までステップしてるなぁ。 ジャンプを跳ぶ気配もないよ (^ ^; 空中でちょっとヒヤッと‥‥なんだろう? 少し上半身が起きた? でもなんなく着氷。 次はフライングシットスピン。 入った瞬間にちょっと軸が‥‥なのにお構いなしで難しいポジションに入っていっちゃう。 ここからステップが続けて2つ。 まずサーキュラー。 どんなに一生懸命見てもステップは分からない。 簡単そうに見えるからと言って難度が低いとは限らないし、カッコいいステップが必ずしも難しいわけではない。 何をもってレベルが上がるのかさっぱり‥‥‥ (^ ^; まぁそれはともかく、サーキュラーの一部に可愛らしいしぐさがあって好きなんだ〜 (*^ ^*) そして音楽のテンションが上がっていく中ストレートライン。 ここまできたら後の心配は最後のコンボスピンの入りっぱなだけ‥‥大丈夫♪ しっかり入れた! 足を替えてからちょっとそれぞれのポジションも回転数も中途半端か (> <) でも上出来! しゅばらしい!!
得点を待つ織田君の顔もニコやか (^ ^)v これまでのパーソナルベストは世界ジュニアの時のなので、それと比べるとこれなら更新できるかも。 表示されたTESを見て思わず口から出た言葉は「何これ!?」 よ、よんじゅってんごーぜろ‥‥‥。 織田君も驚きの表情。 そりゃそーだよね。 世界ジュニアの時で33.54なんだもん。 合計74.15で、PBは一気に10点近く更新。 いや、恐れ入りました。
最終滑走は高橋君。 直前にどよめきが起こるほどの高得点でプレッシャーかもなぁ。 スケカナの織田君みたい。 でもここは日本。 織田君の地元ではあるけど高橋君にもたくさんのファンがいる。 そしてこれはまた素晴らしい演技で、織田君のさらに上をいくTES42.00、合計77.70でSP1位。 3.55差で織田君が2位。 3位に71.05のエヴァン。
フリーの滑走順は日本人選手3人が最後にかたまった。 9番本田君、10番高橋君、11番織田君。 本田君はジャンプでひとつミスがあり5位と少し出遅れたけど、明日も最後まで競い合えますように。 織田君はダンスの競技が終わった後サイン攻めに遇っていたけど、明日に備えて女子フリーの前に帰った。 今夜はよく眠れるといいね。

12月4日 男子フリー

予報どおり朝から雨。 今日こそ車で行きたいところだけど、寝不足の上に朝から頭痛で薬を飲んでしまったので電車にする。 なみはやドームがもう少し便利ならねぇ。
バナーは1日ごとに外さなければいけないので、あらためて張りにいく。 今日の席はジャッジと反対側だけど、昨日とほぼ同じ場所に取り付け。 私がモタモタしていると、ご自分のを張り終わったお隣の方が手伝って下さった。 些細なことだけど試合の時の人からの親切って心に沁みる。 「応援してる」と言われると自分のことじゃないのにすごく嬉しくなる (^ ^)
今日のグループ分けは昨日のSPとまったく同じ。 織田君は6分間練習で次々とジャンプをキメて今日も調子良さそう♪と思ったら3アクセルだけがどうしてもキマらない。 数回転倒していたけど、とうとう一度も跳べないまま練習を終えてしまった。 う〜んちょっと心配だぞ。
名前をコールされて出てきた織田君は、あれ?意外とリラックスした顔。 緊張していないわけはないだろうが、開き直れているならそれでいいや。 でもパンクだけはダメだよ。 行けっ! 跳べっ! あぁ転倒 (> <) 3アクセルと評価されていればいいんだけど。 すぐに立ち上がり次のジャンプ。 本来3ルッツ+2トウのところを3ルッツ+3トウ+2ループに変更。 良かった、冷静みたい。 今日はスピンが一段といいなぁ。 アクセルの失敗のショックを和らげてくれるようだ (^ ^) そしてサルコゥ。 単独ジャンプを+2トウでコンボに。 よしよし、これでジャンプが抜けた分は追いついたぞ。 スピンを挟んで‥‥‥ん? 振りが違う? ここのスピンもこんなじゃなかったよね? でもこっちの方がずっといい! 2アクセル+3トウも次のフリップも余裕。 シットスピンの回転が早い。 ループは踏み切った瞬間凍りつきそうになったけど、織田君は平気な顔で着氷。 今のは心臓に悪かったよ〜 (^ ^;
そしてここから大好きなパート♪ 拳を振り上げ、足を蹴り上げてストレートライン。 バックインスパイラルの足がいつもよりちと低いか。 ちょっとカーブがきついんじゃないかと思った直後、2アクセルでステップアウト。 かろうじて手をつかずに耐える。 さらに加速して最後の3ルッツ。 この辺りになると疲れてかチェックがきっちりできない時もあるけど、今日はきれいにしっかりチェック。 そしてワタシ的には最後の一大イベント、サーキュラーステップ。 もう相当にきつかろう。 しかも助走なしで静止状態から加速していかなきゃいけない。 頑張れ‥‥頑張れ! まだ力尽きちゃダメだよ。 コンボスピンのキャメルはしっかり入った。 これで一安心。 あとはポジションが変わるたびに「よし!」と呟く。 本当に今日のスピンはいい!
それでも演技を終えた織田君の顔に満足の表情はなかった。 ミスがあったので得点が予測もつかない。 3アクセルは認定されたか? スクリーンに映し出されるとさっきよりホッとした顔。 やってしまったものはしかたがない。 その後をよくカバーして頑張ったよ。
得点が出る。 TES‥‥74.84! すごい! これはアクセルはトリプルだったみたい。 それにしても‥‥。 PCSは68.40、Deductionが-1、総合得点142.24。 続いて1番上に表示された名前を見て卒倒しそうになった。 1位‥‥‥‥ですか? これはよほどの加点があったのか。 優勝してこんなこと言っちゃ贅沢だけど、織田君が満面の笑みで演技を終えられなかったことが心残り。 でも痛みや不安を黙って乗り越えて頑張ってきたんだ。 おめでとう! これでファイナルだ! 2位にはエヴァン、3位に高橋君。 今日の高橋君は細かいミスが相次ぎ相当ハラハラさせられたけど、去年までと違うのはそこで持ちこたえられること。 先輩、一緒にファイナルだね。

その後大泣きしたらしい織田君は、表彰式には笑顔で現れた。 ちょっと心配なのはエヴァンが共に表彰台に乗ること。 エヴァンとは一昨年のSBC杯で一緒に台に上がっている。 その時はエヴァンが優勝で織田君は3位。 1位の台がけっこう狭くてみんなで天辺に立った時、肩には手が届かなくてエヴァンの腰に掴まってるみたいだった (^ ^; 昨日からOさんと「織田君が優勝してもエヴァンの頭が上に出るよね」と話していた通り、エヴァンの頭は完全にひとつ分高かった。 そして3位の高橋君が台に乗ると‥‥‥会場に笑いが (^o^) 本来あるべき山形ではなく、エヴァンから高橋君、斜下に向かって直線が描かれていた。 正面のスクリーンを見てそれに気付く入賞者たち。 身長差を笑うなんてホントは失礼なことだけど、なんだか可笑しかった。
私はこの日、織田君の掲げた日の丸を初めて見た。 これ、海外だともっともっと実感するんだろうな。 国旗はもう少し大きいのを用意して欲しかったョ (^ ^; そして! 写真撮影が始まり1位の台に全員が乗った時‥‥‥もう笑うしかない (^ ^; 気を遣って腰をかがめるエヴァン (笑) いい人だぁ〜 (^ ^)

エキジビジョン

デヴィッド先生も忙しけりゃ、織田君も忙しい。 新しいEXは作れなかったので、今日はパジャマ。 競技で疲れている上に練習もなしだけど、もう少しだから頑張れ〜。 本当に疲れていたようで、リンクサイドで出番を待つ間に大あくび (^ ^; EXの練習じゃないよねぇ? 「今、本気あくびしてたよね?」とOさんも気付いていた。 このプログラム、最初の2アクセルの後、足を大きく振り上げるところが好き。 マリオでもそういう振りはあったけど、競技だからか思い切りが今ひとつなんだよね。 今日はMABEE君がEXを用意していなかったということで、フリーの衣装で即席のEXを滑っていたけど、織田君も初めての時はそうだった。 帰国してから急いで振り付けしてもらってたなぁ。 こうして常時プログラムを用意しておかなくてはいけなくなったのが感慨深い。 演技の最後に力尽きたか3トウからのコンボを失敗。 でもニコニコ (^ ^) アンコールではSPの一部を滑った。 最初、曲があまりに冒頭の方がかかってしまい、何度もやり直し。 テープじゃあるまいしねぇ。 その後鳴り止まない拍手にもう少しだけ‥‥本当にしんどそうでちょっと可哀想だったけど、なんと、きれいな3ルッツ+3トウ+3ループを跳んでみせたではないか! ホントに疲れとるんかいな?

去年の今頃は全日本ジュニアで初優勝したばっかりで、世界ジュニアの代表になれるかどうかもまだ分からなかった。 誰もがシニアに上がった年は挫折を味わっている中、本当によく頑張ったと思う。 新採点はミスが少ない織田君の大きな味方になった。 もちろん織田君にも新採点に対応するためのかなりの努力が必要だった。 次は誰をも納得させる演技だね。